高温期なのに基礎体温が低めに出ると不安になりますよね。
でもそれ、もしかしたらインプランテーションディップかもしれません。
私が2回妊娠した時もインプランテーションディップと思われる基礎体温の低下があったので、グラフで紹介していきます。
インプランテーションディップとは
高温期に基礎体温が急激に下がる現象、いわゆる「インプランテーションディップ」が観察されることがあります。
これは、妊娠が成立した際、高温期の7~10日目に基礎体温が一日だけ顕著に下がる現象です。
この体温の低下は一日限りで、その後は再び高温状態に戻ることが特徴です。
では、インプランテーションディップってみんなに起こるものなのでしょうか。
インプランテーションディップに関する調査
学術調査があるか調べてみました。
以下にまとめるデータは英語サイトVery Well Family “Understanding the Implantation Dip on Body Basal Temperature Charts” から引用
妊娠した人の23%でインプランテーションディップがあった
妊娠した周期の23%でインプランテーションディップが確認されたと書かれていました。
一方で、妊娠した周期でも残りの7割以上の人はインプランテーションディップは確認されず、高温期が続いていたそうです。
インプラーテンションディップはない人の方が多いのですね。
妊娠していない人の11%で疑似ディップがあった
妊娠していない場合でも一時的な基礎体温低下が起こるケースがありました。
妊娠していなかった周期の11%で1日だけ基礎体温が低下したケースが確認されたそうです。
高温期に1日だけ基礎体温が低かったらインプランテーションディップかと思ってしまいますよね。
でも妊娠していない場合もあるようです。
インプランテーションディップで妊娠しているかどうかはわからない
インプランテーションディップが起こる確率
妊娠していた場合 23%
妊娠していない場合 11%
妊娠していた場合の方が発生確率は高いことがわかりましたが、インプランテーションディップが妊娠の確実な兆候であるとは言えない状況です。
インプランテーションディップが起こる理由
では、なぜ1日だけ基礎体温が下がるのだろうか。
インプランテーションディップ現象のメカニズムは明らかになっていないが、有力な仮説をみつけた。
高温期のエストロゲンサージ
インプランテーションディップの原因は、高温期中に起こるエストロゲンサージが影響しているという説が有力です。
月経周期中にエストロゲンは2回ピークを迎え、排卵前と高温期の真っ只中に小さなピークが現れます。
この2回目のエストロゲンサージが、基礎体温の一時的な低下を引き起こす可能性が考えられています。
神戸ARTクリニックホームページより引用
測定誤差の可能性
基礎体温はそもそも測定誤差があるものなので、たまたま1日だけ低かったという可能性もあります。
計り方のちょっとした違いとか外気温の影響によって、ガクッと基礎体温が下がることは大いに起こり得るということも覚えておきたいですね。
私が妊娠した周期の基礎体温
私が妊娠した周期はどうだったのかというと、過去2回の妊娠で
2回ともインプランテーションディップのような現象がありました。
1人目妊娠時:高温期7日目にインプランテーションディップ?
1人目を妊娠した時の基礎体温グラフがこちら。
3回くらいディップしています(笑)
1つ目の体温低下は高温期7日目でこれがインプランテーションディップだったのかな?と考えているのですが、どうでしょう?
2人目妊娠時:高温期7日目にインプランテーションディップ?
続いて2人目を妊娠した時の基礎体温グラフがこちら。
これもガッタガタでそもそもどこがディップかすらもわかりにくいですが・・・
高温期7日目くらいに一番ガクッと下がっているのでこれがインプランテーションディップだったのかな?と思っています。
まとめ:インプランテーションディップ
インプランテーションディップが見られたからといって妊娠が確定するわけではなく、この現象は参考程度に留め、結果を待つことが大切ですね。
基礎体温のデータは一つの指標に過ぎず、最終的な妊娠の判断はまだできません。
ソワソワしてしまう時期ですが、少しでも心穏やかに過ごせますように。