MENU

【自然にむくみ消失】妊娠9週NT2.4mmから12週で1.7mmになりました

母子手帳をもらってから初めての妊婦検診日、妊娠9週3日。

10週に入ると流産率がガクッと下がることから、妊娠9週を順調に迎えられると一安心かなと思い、ドキドキで検診に向かう。

妊娠9週の壁ってやつですね。

目次

9週検診:胎児浮腫NTを指摘される

エコー検査で赤ちゃんをもてみらう。

「赤ちゃんは元気ですよ!
CRL=23.9mm
大きさは妊娠9週4日相当なので、順調ですね~」

よかった!!

妊娠9週の壁超えたか!と思っていると、何やら先生が赤ちゃんをいろいろ見ている。

エコーの画面をじっと見ていると、首の後ろあたりを計測し、その長さは2.4mmと表示されていた。

その後、エコーを終え、先生とお話し。

「経過は順調なので出産予定日はこのまま変更なしでよさそうです。
赤ちゃんの首のところに少しむくみが見られました。これは次回の検診でちゃんと計りますので心配しないでくださいね。
次は3週間後、妊娠12週頃に来てください。」

え?

・・・むくみ?

心配しないでって言われると、逆に心配するようなことなのかと思ってしまう。

これが9週のエコー。たしかに首の後ろの黒い部分が厚い。

自宅に帰って検索魔になる。

「胎児 むくみ」とググると、たくさんページがヒットした。

胎児浮腫NT=ダウン症のスクリーニング

胎児のむくみはNTと呼ばれるものだった。

胎児の首のむくみ(NT)とは

NTはNuchal Translucencyの略です。妊娠11週から13週頃、超音波で観察したときに胎児の うなじの皮膚が浮き上がって膨らんだ形に見えるものです。膨らんでみえる部分は皮膚が局所的にむくみ状態になったものと考えられています。NTが分厚いと、染色体の異常である21トリソミー(ダウン症)の可能性や心臓病などの可能性が高くなると言われています。

NTの数値とは

NTの正常値は2.5~3mm以内といわれます。

クリフム出生前診断クリニック「出生前診断のこころえ」ホームページより

私の場合、9週時点の赤ちゃんの大きさは23.9mm、NTは2.4mmだった。

12週には赤ちゃんが仮に平均的なサイズで60mmになって、NTも同じ比率で厚くなるとしたら・・・

NT6mm!?

え・・・正常範囲の倍じゃん。

もしかして、やばいんじゃないの・・・

染色体異常って何??

染色体異常って何?ダウン症のこと?

そもそもダウン症って何・・・?

無知な私は勝手に考えを巡らせて焦る。

不安が募る。

長い長い3週間。

ブログやインスタなどいろいろ検索した。

NTが厚かったけど結果的に異常がなかった赤ちゃんのケースもみたし、NTが厚くてその後の検査で染色体異常が判明し泣く泣く赤ちゃんをお空に返したケースもあった。

9週の壁を超えてもなお、こんなに不安な気持ちになるなんて思わなかった。

先生は心配しないでと言っていたのに、心配しまくっていた。

12週検診:むくみが消えた

12週3日。

2回目の妊婦検診の日、ついにこの日が来た。

エコー検査は経腹エコーになった。

「赤ちゃん元気そうですね~!
心拍もしっかり聞こえますよ。
CRL=67.4mm、はい週数相当です。」

赤ちゃんは元気に育っている。

それはよかった。

ところでむくみは・・・

「それから、NTですね、見ていきましょうね~」というと、エコーの画面を先生の向きに変えられてしまい、私には見えなくなった。

NT計測はかなり時間をかけて計って行っていた。

「こうかな、うーん、もう1回。これだと計りすぎかな・・・」と計測の始点と終点を何パターンかやり直してじっくり計ってくれている。

真剣な顔でじっくり作業しているので、やっぱりやばいのかと不安に感じる・・・

すると、明るい声で

「うん!NTは全然大丈夫そうですね!全く問題ないですよ!」

くるっとエコー画面をこちらに向けて、見せながら計ってくれた。

「首のむくみ、これね、はい1.7mm。
大丈夫ですね!」

・・・1.7mm?

前回より薄くなってるじゃん!!!

てっきり赤ちゃんの大きさにしたがって厚くなるものだと思ってたから、まさか薄くなるなんて。

1.7mmならしっかり正常範囲以下だ。

こちらが12週のエコー。たしかに首の後ろの黒い部分は9週の時より目立たなくなった。

NT計測は11~13週の期間限定

10週以前のNT計測はアテにならない

私がその後いろいろと調べた知識をまとめておく。

まず、むくみは多かれ少なかれ赤ちゃんみんなにあるということ。

そして、妊娠10週以前だと赤ちゃん自体が未熟でむくみを排出する機能も働いていない

だから、妊娠10週以前ではむくみがあって当然。

また、14週以降は赤ちゃんが発達するので、染色体異常がある子でも妊娠14週をすぎると自然にむくみが解消されてしまって見つけられなくなってしまうんだとか。

ということで、測定できる期間は妊娠11~13週限定、特に妊娠12週の検査がベストな測定時期らしい。

たしかに、9週の検診のとき、先生は「次はNT計測のために12週に来て」って言っていた。

胎児異常のスクリーニング検査と確定検査

では、もし妊娠11~13週のNT計測で異常を指摘されたらどうなるのか。

まず大前提として、NTはイコール胎児の異常ではないということ。

異常がある可能性があるだけの状態。

本当は異常がなく、全く健康な赤ちゃんが生まれる可能性もある。

むしろNT3~4mmくらいなら染色体異常の確率よりも、異常のない赤ちゃんが生まれる確率の方が圧倒的に大きい。

NTの厚みが増すほどに染色体異常の確率はあがっていくが、NTが〇〇mm以上なら絶対に異常!と言い切れる数値があるわけでもない。

NT測定 = 染色体異常の可能性を推測するスクリーニング検査であって、決して確定診断にはならないのだ。

NT測定以外にも、胎児の異常を推測する検査はいくつかあるらしい。

スクリーニング検査の種類

スクリーニング検査は非確定検査なので、結果は確率で出される。

以下のようなスクリーニング検査によって、「陽性=確率が高め」の判定が出た場合、後に診断を確定できる確定検査に進む選択肢がある。

NTの測定

妊娠週数 11~13週
検査項目 染色体異常や心奇形などのスクリーニング
検査方法 超音波エコー検査
費用 2~4万円程度
(初期胎児ドックとしての価格)
妊婦検診の範囲で測ってもらえることも。
リスク ほぼなし

クワトロテスト(母体血清マーカー検査)

妊娠週数 15~18週
検査項目  21トリソミー(ダウン症候群)、18トリソミー(エドワード症候群)、神経管閉鎖障害のスクリーニング
検査方法 母体の血液検査
費用 2~3万円程度
リスク ほぼなし

出生前診断

妊娠週数 10週~
検査項目  21, 18, 13トリソミー・微小欠失症候群のスクリーニング
性別もわかる
検査方法 母体の血液検査
費用 20~25万円程度
リスク ほぼなし

確定検査

スクリーニング検査で異常を指摘された時に確定診断をもらうために受ける確定検査。

できる病院が限られているのと、流産リスクも若干発生してくるため、なかなか気軽に受けるものではない。

絨毛検査

妊娠週数 10~13週
検査項目  21, 18, 13トリソミーの確定診断
検査方法 子宮内の絨毛を採取して検査
費用 10~20万円程度
リスク 流産・死産のリスクが0~1%程度

羊水検査

妊娠週数 16~20週
検査項目  21, 18, 13トリソミーの確定診断
検査方法 子宮内の羊水を採取して検査
費用 10~20万円程度
リスク 流産・死産のリスクが0~1%程度

NT指摘で不安な方へ

NTを指摘されて不安な気持ちが私もわかります。

どんなに調べても、安心できる情報はあまりないですよね。

でも、今できることは赤ちゃんを信じることだけかもしれません。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次