私は女の子希望でした。
でも、一人目も二人目も男の子でした。
できる範囲で産み分けはしたけど、甘かったようです。
産み分けは成功しませんでした。
私は子どもは2人までと決めているので、この人生でもう女の子を生むことはありません。
女の子を生めなかった私だから、女の子を切望する気持ちがよくわかります。
「どうしても女の子がほしい」と思う方には、ぜひ夢をかなえてほしいと思っています。
だから私が調べた産み分けの知識をまとめて残しておきます。
そもそも私自身が行った産み分け方法ではなく、ただ調べただけの状態の知識です。
不完全な情報や個人的な意見も含みますので、ご容赦ください。
確率低め!産み分けゼリーや排卵日○日前
ちまたではいろいろな産み分け方法が言われている。
女の子産み分けのためには
- 産み分けゼリーを使う
- ライム洗浄する
- 排卵日2日前にタイミングを取る
- クランベリーサプリを飲む
などが有名。
これらはどれも「膣内を酸性にすること」を目的としているんだけど、X精子は酸性に強いという科学的根拠が乏しい。
古いものから新しいものまで、国内外問わず医学論文を探してみた。
X精子とY精子の性質についていろんな研究があったけど、あくまでも、どちらかといえばX精子が酸性に強いかもしれない?(←ここも断定はしていない)の話で、酸性環境下でも生き残るY精子もいる感じだった。
酸性だからといってX精子だけを分類できるわけではなく、産み分けには不適。
私が通う産婦人科の先生は「ゼリーも排卵日も理論上効果なし。男女の産み分けはできない。」とバッサリ言ってた。
ゼリーとか産み分け指導って、産み分けしたい夫婦の気持ちにつけ込んだビジネス目的なのかなぁ。産み分け成功率〇〇%!!とかの実績を見ると、信じたい・信じられないの両方の気持ちが揺れる。
いずれにせよ、産み分けゼリーもタイミング指導も確実性は低い。
もし仮に成功率が70%あるとしても、30%は希望じゃない方の性別が生まれるわけで。
こういう産み分け法は「女の子がほしいけど男の子でもいいかな~」くらいの気持ちの人なら挑戦してみてもいいかも。
でも、「確実に女の子が欲しい!」という人にはハイリスクすぎる。
何としても!確実に!女の子を産み分けしたい!という方はどうしたらいいのか。
ということで、成功率の高い産み分け方法を紹介します。
大前提:女の子産み分けにはお金がかかる
先に結論を言います。
女の子の産み分けにはお金がかかります。
その金額は、最低100万円。
より確実性を求めていくなら1,000万円くらいは見ておいてください。
費用は、基本的に現金で用意できる必要があります。
また、夫婦ともに体への負担は大きいです。
時間も数ヶ月から数年それなりにかかります。
絶対に妊娠できる保証はありません。
それでも女の子にこだわる方向けに、女の子の確率が極めて高い産み分け法を安い順番に紹介していきます。
① マイクロソート法+人工授精
費用:約60万円~
2020年に日本に上陸した新しい技術マイクロソート法。
精子を特殊な処理を加えることで、X精子・Y精子に分離し、希望の性別の精子のみを使って妊娠することで産み分けするという方法。
マイクロソートの公式サイトによると、産み分け成功率は以下のように書かれている。
男の子 82%
女の子 93%
ただし、個人的にはこの数字をそのまま鵜呑みにするのは危険では?と思っている。
マイクロソート法はまだまだ新しい方法で、ブログやSNSでの体験談も少ない上に、この産み分け成功率を裏付ける科学的根拠も乏しい。
そもそも、マイクロソート法ってどんな技術でX精子・Y精子を分離しているの?という疑問がある。企業秘密でしょうけど。
マイクロソート社の研究者が1,000件以上の調査をした結果らしいので、信じてみたい気持ちはある。
手順
- マイクロソート法に申し込む
- 精液を提出しマイクロソート処理してもらう(2回)
- 人工受精のため通院する(検査や卵胞チェックなど数回)
- マイクロソート処理後精子を使って人工授精する
なぜ人工授精が必要?
わざわざ通院して人工授精しなくても、処理後の精子をシリンジ法で注入すればいいのでは?と思うかもしれない。
実際、マイクロソート社のホームページではシリンジ法が紹介されている。
でも、私は妊娠率を高めるために人工授精がいいと思っている。
なぜなら、マイクロソート処理をすると精液中の精子数が激減するから。
それはマイクロソート社も以下のように言及している。
■MicroSort®「マイクロソート」後の精子数の減少について
MicroSort®「マイクロソート」を実施することや、凍結と融解を繰り返すことで必ず精子の数が減ります。
検査機関では元々の精子数より1.5%以上の回収率が標準的な数値とされており、現在のところほとんどの方がその範囲に入っています。(※ただし、精子の減り方については元々の精子の質による個体差が大きく、妊娠に十分な精子数を確保できずお戻しできない可能性があることも予めご理解ください。)
仮に元々の精子数が1億だとした場合、150万程度の回収率となります。
だいたい100分の1くらいになるということ。
一方で、自然妊娠に必要とされるWHOの精液基準の下限値がこちら。
精液量 | 1.4cc |
精子濃度 | 1600万/ml |
総精子数 | 3900万 |
運動率 | 42% |
全身運動率 | 30% |
生存率 | 54% |
正常形態率 | 4% |
ここで重要な疑問。
自然妊娠に必要な精子数が3900万なのに、マイクロソート後の精子数が150万。そんな少ない精子数で本当に妊娠できるの!?
この答えは、マイクロソート社の情報によればできる人もいるらしい。
でもここではマイクロソート後の精子を使ったシリンジ法による妊娠率は記載されていないということに注目したい。
シリンジ法の妊娠率は記載がないが、人工授精・体外授精を行った場合の妊娠率は以下のように記載されていた。
【1周期あたりの平均妊娠率 】
人工授精:14.7%(653/4448)
体外受精・顕微授精:30.8%(911/2957)
【妊娠できた精子数のデータ】
人工授精で使用され妊娠に至った精子数の平均値:21万
体外受精・顕微授精で使用され妊娠に至った精子数の平均値:12万
上記の研究結果の通り、MicroSort®「マイクロソート」後の精子を使った妊娠率は、人工授精、体外受精ともに一般的な不妊治療での確率と同等かそれ以上の結果となっています。また、人工授精において妊娠に至ったケースで使用したMicroSort®「マイクロソート」後の運動精子は、人工授精で平均21万程度、体外受精・顕微授精の場合は平均12万程度の運動精子で妊娠に至っており、通常必要とされている精子数よりも大幅に少ない精子数で妊娠に至っていることがわかります。
また、前述したMicroSort®「マイクロソート」後の精子数は1.5%程度の回収率というデータにより、妊娠を望むには精子数が少ないのではないかと不安に感じた方もいるかと思いますが、上記の通り、MicroSort®「マイクロソート」後の人工授精の事例では平均21万程度の精子数、体外受精・顕微授精の場合は平均12万程度の運動精子で妊娠に至っており、一般的に言われている不妊治療を前提とした1000万の精子が必要という数字と比較してはるかに少ない精子数でも十分妊娠可能であることがわかるかと思います。
マイクロソート社はシリンジ法での妊娠率が記載されていない理由については、このように書かれている。
残念ながら自然妊娠及びセルフシリンジ法については自宅での注入となり、正確な追跡調査が困難なため、MicroSort®「マイクロソート」後の妊娠率や精子数に関する正確なデータは報告されていませんが、上記の研究結果の通り、MicroSort®「マイクロソート」後の人工授精における妊娠率が、一般的な妊娠率よりも高く、さらに少ない精子数で妊娠が可能なことから、自然妊娠及びセルフシリンジ法についても一般的な確率である30%と同等かそれ以上の確率だと考えております。
さらに、シリンジ法での妊娠率が「自宅での注入となり、正確な追跡調査が困難なため」と書かれていて、それは理解できる。
でも、シリンジ法の妊娠率が「30%と同等かそれ以上の確率」というのは理解できない。
だって、人工授精で14.7%、体外受精で30.8%なのに、シリンジ法の方が妊娠率高いわけなくない!?
ということ。
普通に考えたらシリンジ法の妊娠率は人工授精より下がるはず。
そうすると、1回あたりの妊娠率はかなり低いということに。
なので、マイクロソート法を実施するなら最低人工授精が必須だと個人的に思った。
マイクロソート代で50万円以上取られるのに、人工授精代の数万円をケチるのはもったいないよね。
クリニック探しも必須
マイクロソートで調整した精子の持ち込みを受け付けてもらえるかはクリニックによって異なる。
通いたいクリニックがある場合は、事前にマイクロソート精子の持ち込みでの人工授精が可能かどうか確認が必要。ちなみに私が通っていた不妊病院ではダメと言われた。処理後の精子だとやっぱり妊娠率は下がるし、倫理的な問題もあるんだろうな。
地域によっては提携クリニックがあるようなので、まずはマイクロソート社に問い合わせてみるのがよさそう。
費用の概算(1回あたり)
ではマイクロソート+人工授精をしたらいくらくらいかかるのか、具体的な費用の内訳をみていこう。
2022年4月から不妊治療に保険適用が開始されましたが、本ケースが保険適用となるかどうかは判断できませんでした。クリニックにお問い合わせください。以下では保険が適用されないケースを想定しています。
なお、当然ながらマイクロソート法費用に関しては保険適用も助成金申請も対象外です。
初回
マイクロソート費用 | (注)398,000円 |
人工授精費用(検査・事前通院含む) | 約50,000円 |
合計 | 約450,000円 |
(注)2022年10月時点の価格
人工授精の費用はクリニックによって異なる。私のクリニックでは事前の検査に3万円くらい、人工授精に2万円くらいかかったので、概算で5万円とする。
これが1回あたりの費用なので、人工授精が1回目で成功すればそれで終わり。
もし初回で妊娠が成立せず2回目を挑戦することになれば、その都度マイクロソートと人工樹影の費用がかかる。
2回目以降
マイクロソート費用 | 318,400円 |
人工授精費用 | 20,000円 |
合計 | 約340,000円 |
マイクロソートの実施は2回目以降は割引あり。
それに人工授精費用がかかると、1回あたり34万円くらいはかかってくる。
マイクロソート+人工授精法のデメリット
- 実績が浅く、体験談が少ない
- 男の子が生まれる可能性もある
- 妊娠できない可能性がある = 不妊傾向の方には向かない
以上のことから、マイクロソート+人工授精法はこんな方々は挑戦してみる価値があるかもしれない。
マイクロソート+人工授精法が向いている方
- (女性側)各種検査で問題なく、かつ妊娠しやすい体質の方
- (男性側)精液検査で問題なく、運動精子数が十分な方
- 男の子が生まれても受け入れられる方
② マイクロソート+体外受精
費用:約200万円~
①と同じくマイクロソート法を利用し、人工授精ではなく体外受精を行う方法。
体外受精となると、通院の頻度も増え体の負担も段違いに大きくなるけど、妊娠率もアップする。
卵管閉塞などの原因で不妊傾向がある人にも妊娠の見込みが期待できる方法だ。
手順
- マイクロソート法に申し込む
- 精液を提出し、マイクロソートしてもらう(2回)
- 事前周期:検査などで通院する
- 体外受精周期:ホルモン注射等で卵胞を育てる
- 体外受精周期:採卵周期
- (採卵が成功したら)マイクロソート精子を使って体外受精してもらう
- (受精が成功したら、翌月以降)受精卵を移植する
一般的に体外受精は初診から移植まで4ヶ月〜半年かかると言われている。
それに加えてマイクロソート処理の時間もかかるので、実際には半年から1年くらいかかるだろう。
また、卵胞発育〜採卵や移植のどのプロセスをとっても女性の体への負担は大きい。
一度にたくさんの卵子を採卵しようとする高刺激法を選択すると、さらに負担は大きくなり、OHSS(卵巣過剰刺激症候群)などの重篤副作用に苦しめられる可能性も出てくる。
なかなか決断には勇気がいる選択だ。
体外受精の妊娠率は?
上述したように、マイクロソート社によると、マイクロソート後精子を使った体外受精の妊娠率は30.8%とのこと。
人工授精よりも倍くらいの妊娠率。
クリニック探しも必須
これも人工授精同様、マイクロソートでの精子の持ち込みが可能なクリニックが限られる。
事前に許可をもらったクリニックか、マイクロソート社の提携クリニックでの施術になる。
費用の概算(1回あたり)
ではマイクロソート+体外受精をした場合の具体的な費用の内訳をみていこう。
2022年4月から不妊治療に保険適用が開始されましたが、本ケースが保険適用となるかどうかは判断できませんでした。クリニックにお問い合わせください。以下では保険が適用されないケースを想定しています。
なお、当然ながらマイクロソート法費用に関しては保険適用も助成金申請も対象外です。
初回
マイクロソート費用 | 398,000円 |
体外受精費用(検査〜採卵まで) | 約500,000円 |
体外受精費用(胚移植) | 約200,000円 |
合計 | 約1,100,000円 |
(注)2022年10月時点の価格
これが順調に体外受精が進んだ場合の費用。
ただ、体外受精はステップが複雑なので、どこかでつまづけばその分費用が膨らんでいく。
たとえば、採卵ができなかった時は採卵がやり直しになる。
一方で、採卵がうまくいって胚盤胞(受精が成立して着床できる状態になった胚のこと)が複数個できた場合は凍結保存が可能。この場合は、胚移植1回目で妊娠できなくても、次は2つ目の凍結胚を移植できるので2回目は移植費用のみでOK。
移植1回目で無事妊娠できれば、残りの凍結胚は第2子以降まで残しておくこともできるかもしれない。
つまり、体外受精はうまくいくか、途中でつまづくかで、かかる費用が莫大に変わってくる。
マイクロソート+体外受精法のデメリット
- マイクロソート法の実績が浅く、体験談が少ない
- 女性の体への負担が大きい
- 費用が嵩むリスク・男の子が生まれる可能性も残る
以上のことから、マイクロソート+人工授精法は以下のような方々は挑戦してみる価値があるかもしれない。
マイクロソート+体外受精法が向いている方
- (女性側)卵管閉塞など不妊傾向がある方
- (男性側)精液検査に少し不安がある方
- 男の子が生まれても受け入れられる方
③ (おすすめ)着床前診断
費用:約300万~1,000万円以上
これが最も確実な方法です。
というか、絶対に絶対に女の子しかだめ!という方にはこの方法しかないです。
マイクロソート法は実績が少ない上に1割くらい男の子が生まれる確率があると公式見解があるのに対して、着床前診断の産み分け率は99%。
じゃあ1%は男の子が生まれる?という意味ではないです。機器の精度等の概念で100%と言い切れないために99%と表現しているだけで、限りなく100%に近い確率ということです。
でも、着床前診断を選択する上で知っておかなければならないのは
日本では産み分け目的の着床前診断は認められてない
ということ。
「日本では」認められていないため、「海外では」可能な国もある。
ということを逆手によって、日本人でも着床前診断を行うことは不可能ではない。
ただ、日本の法律では認められていない方法なので、仲介業者等も目立った宣伝はできないし、実際に裏ではグレーな運用があるのかもしれない。
費用体系も会社によって異なる。
自分が気になった業者に資料請求して、自分に合った会社をみつけてコンタクトを取ってみることから始めよう。
「着床前診断 産み分け」などでググってみるとトップページに何社か出てくるので、調べてみてください。
やはり法律的にグレーなので、ホームページ等には方法や費用の具体的な説明はない場合がほとんど。
まずは資料請求などからはじめて、検討してみることになる。
社名の頭文字をとって、O社やB社などが有名どころです。
C社も有名だったけど、どうやら最近なくなってしまったみたい。
ここにリンクを貼ることはできないので、お手数おかけしますがご自身で検索してください。
手順
着床前診断をする場合は体外受精(または顕微受精)が必須となる。
- 着床前診断業者と契約する
- 事前周期:検査などで通院する
- 体外受精周期:ホルモン注射等で卵胞を育てる
- 体外受精周期:採卵する
- 受精卵(またはDNA片)を海外に移送し、着床前診断を受ける
- 受精卵を日本に送り返す
- 選んだ受精卵を移植する
日本では着床前診断ができないので、受精卵を海外に運ぶ。凍結させて専用の設備で飛行機で運ぶみたい。ウクライナとかも渡航先の一つだったみたいだけど、戦争の関係で今はとてもできないと思われる。移送先はアメリカが多いのかな?業者によってもちがうはず。
着床前診断後検査の結果はこんな感じで返ってくるらしい。項目はほかにもあるけど、主だった項目のみ抜粋してみると・・・
受精卵ID | Sex | 異性数(+) | 異性数(-) |
1 | XY | Not detected | Not detected |
2 | N/A | N/A | N/A |
3 | XY | 20 | Not detected |
4 | XX | Not detected | Not detected |
5 | XXY | X | 16 |
6 | XX | 22 | 21 |
7 | XY | Not detected | 9 |
受精卵ごとに性別が判定される。XYだと男児、XXだと女児。
N/Aのように判定不能な場合もあるし、XXY(クラインフェルター症候群)、XYY(ヤコブ症候群)などもある。
異性数とは染色体異常の数。(+)は染色体の本数が多いトリソミー、(-)は染色体の本数が少ないモノソミーの意味。
異性数がNot Detected = 染色体異常なし、つまりこの受精卵が正常卵ということ。
不妊治療で体外受精をしていて流産を繰り返す反復流産の場合などでは日本でも着床前診断が認められてる。異性数がない胚を選択して移植することで流産率の低下が期待できる。
たとえば、上の例だと、異性数がNot detectedの受精卵は1と4だけ。そのうち、女の子の受精卵は4番だけということになる。
なので、4番を移植して妊娠できたらうれしいけど、もし妊娠が成立しなかった場合はもう一度、体外受精+着床前診断をする必要が出てくる。
着床前診断の妊娠率は?
では着床前診断をした場合、どれくらいの確率で妊娠できるのか。
着床前診断によって染色体異常がないと判断された受精卵による妊娠率はおよそ70%らしい。(日テレニュース 妊娠率7割「着床前診断で妊娠率が上がる」より)
着床前診断の成功例シミュレーション
高刺激をして15個採卵できたとする。(15個というのはかなり多い数で、普通は6~10個くらいでも十分成功例です)
↓
次に受精が成立して胚盤胞まで育つ確率が50~60%程度。
↓
8個の受精卵を着床前診断したとして、正常卵である確率はさらに50%程度
↓
4個が正常卵だったとして、希望の性別である確率は50%
↓
胚移植に進めるのはせいぜい2個くらい
↓
着床前診断後の正常卵による妊娠率は70%程度
15個も採卵できても、希望の性別の受精卵で妊娠できるかはギリギリかもしれない。
どこかのステップでうまくいなかければ、また一からやり直しになる。
それぞれの確率はクリニックによっても異なるし、年齢や体質によって大きく変わってくる部分なので、正直なところやってみないとわからない部分が多い。
費用の概算(1回あたり)
最もスムーズに進んだ場合
着床前診断費用 | 約2,000,000円 |
体外受精費用(検査〜採卵まで) | 約500,000円 |
体外受精費用(胚移植) | 約200,000円 |
合計 | 約2,700,000円 |
着床前診断の費用はもちろん業者によって様々。受精卵1個あたり〇〇円という価格や、受精卵○個まではまとめて〇〇円という価格設定など。
それぞれの業者に確認しよう。
私が調べた2021年時点では、どこの業者も最低200万円くらいはかかるらしい。
最もスムーズに妊娠できた場合でも270万円〜という概算。
一度で希望性別が得られない・妊娠が成立しないなどがあればもう300万円かかってくることになる。
3回やれば1,000万円くらいかかるかもしれない。
妊娠するまでこれを継続する経済的・身体的・精神的に負担に耐えられるかどうか。
着床前診断のデメリット
- 莫大な費用がかかる
- 身体的・精神的負担が大きい
- 日本では法的に認められていないやり方である
妊娠すれば確実に希望の性別が得られる反面、その負担はものすごいことになる。
着床前診断が向いている方
- 絶対に女の子が欲しい方
- 経済的余裕がある方
ここまでしてやる覚悟があるかどうか。
あとは夫婦の決断次第。
本当に女の子が欲しい?
性別を選択するって簡単なことじゃない。
医学が発達した現代では、性別選択は着床前診断によって物理的には可能になった。
でも、倫理的な問題がつきまとう。
金銭的にも時間的にも肉体的にも精神的にも、大きな負担がかかる。
希望の性別を選ぶというのは、代償も大きい。
その選択が夫婦にとって最善なのかどうかは、人それぞれだ。
一度きりの人生、後悔のない選択ができますように。